2010年2月4日木曜日

ついったーブラウザ「みくった〜」0

タイトルのとおり。今回は半分メモ書きみたいなもの。
今回は、Twitter(以下ついったー)のクライアントサイドソフトを作るために、いろいろ考察したことを、なかなか寝付けないのでまとめてみた。

何が問題なのか

既存のクライアントの問題、特徴の雑感。

1、必要な機能が削られている場合が多い
例えば、大体のついったークライアントはフォロー/フォロワー数一覧すら取得することが出来ない。これらはWebページ上で済む話だから実装されていないらしい。場合によってはふぁぼりも実装されていない。Linuxにはお世辞にも使えるとは言い難い代物が多く、DMすら実装されていないものもある。普段使わない機能は実装しないというコンセプトかもしれないけれど、それが行き過ぎて必要な機能まで実装されていないことがある。

2、安定していない
Linuxで顕著。文字通り。例えば、HTTPリクエストをメインスレッドで送ってしまっているのか、更新中に動作しなくなるクライアントが以外と多かったり、そもそも突然落ちたり。ここに関してはとくに言うことはない。安定したものを作らなければならないと思う。

3、情報を表示しない
これは普通にしていては気づかないことかもしれない。Computer Humanoid Interfaceを作ったことによって気がついた。例えばついったーではゆるいチャットになることがしばしばあるが、いくつもの話題が平行して進行するので非常に分かりづらい。こればっかりはどうしようもないと思っていたら、なんとAPIの戻り値には、どのツイートへの返事なのかがちゃんと書いてあるのだ。このように、開発者しか知らないことが結構あったりする(※当然、返信を再帰的にたどれるクライアントも存在する)。

4、Webのほうが総じて使いやすい
このブログが人気だったらすごく炎上しそうな見出し。上述のとおり、機能が少ないためだ。ただ、頻繁に行うことがやりやすい、通知機能が使えるなどの理由で、クライアントを使う価値はある。

今使っているクライアントの特徴

というわけで、見聞したクライアントをいくつか試した。とりあえず今使っているついったークライアントとその感想(括弧内は使っているOS。必ずしもそのOSでしか動かないわけではない)。

twitte.rb (Ubuntu)
CHIの参考にしたクライアント。Rubyで書かれてる。つぶやき、RT、メンション、DM、ふぁぼができる。新規タブを作って、簡単なフィルタでつぶやきを分類できる。
HTTPリクエスト中に(ry)というのはこれのこと。最近Ubuntuを使う時はあまりついったーをしていないのでそんなに使ってない。Linux用ももっと良い物があると思う。

YoruFukurou (Mac)
Mac専用であまり知名度は高くないみたいだけどMacでは一番使われている(気がする)。
twitte.rbの機能に加えて、ふぁぼったものの確認、公式RT、twitter検索タブの作成、TLからつぶやきのインクリメンタルサーチ、特定アカウントのプロフィールの確認、画像のクイックプレビュー、特定のツイートの親ツイートの探索、などができる。高機能な割には直感的に使える。PC用クライアントはつめが甘いものが多いが、このクライアントは極めてマシ。レビューしてるわけじゃないけどおすすめ。

twitbird Premium (iPhone)
有料ソフト(無料の時に落としたけど)。お金取っている分なかなか出来は良い。
YoruFukurouにある「インクリメンタルサーチ」「公式RT」は無いが、フォロー・リムーブ、公式リスト、ユーザ検索など、ブラウザとの切り替えが煩わしいせいか、多くのPCクライアントにない機能が実装されている※。アカウントを2つまで登録可能。Proは6つくらいいけるらしい。
※iPhone用クライアントでは別に珍しいことではないんだけれど

これだけ機能があればそれほど問題が無いようにも思えるが、実際に使うと様々不満は出る。まず、機能が豊富そうな夜フクロウだが、アカウント管理のあたりが非常に弱い。フォローするだけでブラウザのお世話になるハメになる(そのため、twitter.comをブラウザで開くボタンが画面の一番左上にある)。はっきり言って煩わしい。一方twitter birdはいちいちブラウザを立ち上げる必要もなく、相手の情報をほぼ全て見ることが出来る。

どのクライアントも込み入ったことは全てWebに任せているし、何より「ついったーをチャットとして使うため」の機能がいまひとつ整っていない。そんな用途で使わないという人も多いだろうけど、単純なサービスなのでいろんな使い方があるから、それに耐えうる物を作りたい。今の状態は「ついったー中毒になったと思っていたら、このクライアント中毒になっていた」ように見受けられる。

具体的にどうしたいの?

1、初心者でも使える
はっきりいって、操作が煩わしいものが多い。いつもデザインする時には心がけているが、見ただけで不安になるようなUIは、初心者はおろかあるクライアントに慣れた上級者もアレルギー反応を起こす。

2、情報がすべてユーザに見える
せっかくついったーが提供してくれている情報を使わない手はない。全て表示するのはやりすぎだが、ユーザが望むならアクセスできたほうがいいし、できないものがあれば後発のクライアントに機能面で容易に追い越される。

3、情報を活用できる
この間、ある特定のことをつぶやいたのが何時だったか思い出せなかったのだが、それを検索する手段が無かった。このように、せっかく膨大なデータを持っているにも関わらず、そのデータを活用できないことが多い。今、多くのついったーの2次Webサービスができてきているが、クライアントソフトならではの機能というものもあるはずだ。

4、クライアントにならない
本来の意味ではないが、ついったーに於けるクライアントは「頻繁に行うことを楽にする」ものになっている感がある(それを想定しているのかもしれない)。一方で私は全機能をカバーしたいと思っているので、クライアントではなくブラウザを作ることにしたい(例えば2chブラウザは全ての2chの機能を利用できるようだが、そういう感じ)。

今回はこのあたりで止めておく。まだ見せられる段階に来ていないのでスクリーンショットなどは見せられない。UIなども今考え中なので、できてきたら随時ブログに書いていく。
とはいっても、また書くのをサボるかもしれない。コードを書けばブログを書いてくれるBOTがあればいいのに(笑)

まとめ
・ついったークライアントだらしないね。
・歪みない“ブラウザ”をつくろう。
・不便を感じたら口より先に手が動くのは仕方ないね。

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