今回は、自分のメールアドレス(foo@mail.comとする)に対して、サーバ内のroot及び自分のアカウントに届いたメールを転送する設定をする。したがって、POPやIMAPといったメール受信サービスは提供しない。
インストール
aptで済ます。ただし、exim4を削除して入れる場合にはmailutilsパッケージが削除されてしまうようだ。最小構成の場合にはそもそも入っていなかったようだったので、どちらにしても同時に入れておく必要がある。
# aptitude install postfix mailutils
postfixのインストール中に、用途を聞かれるので「インターネット」とする。
設定
/etc/postfix/main.cfを修正。
smtpd_banner = $myhostname ESMTP(Postfixであることを隠す)myhostname = toshia.dip.jp(自分のサーバのFQDN)mydestination = toshia.dip.jp, server, localhost.localdomain, , localhost(このドメイン名宛のメールはこのマシンで受ける。myhostnameを追加しておく)relayhost = smtp.nifty.com(外向きメールはこのメールサーバを経由させる。上記はプロバイダがNiftyの場合には絶対必要)mynetworks = 192.168.1.0/24 127.0.0.0/8 [::ffff:127.0.0.0]/104 [::1]/128(リレーを許可するネットワーク。LAN内の全マシンがサーバ経由でエラーを通知できるようにしたいので設定した)
そして、/root/.forwardに自分のユーザ名、~/.forwardにfoo@mail.comと書いておけば、rootと自分のユーザに来たメールがfoo@mail.comに転送されるようになる。ただ、エイリアスファイルを作る方法もあり、それはrootでしか設定できないようになっているし、実在しないユーザ(postmasterとか)に対しても転送がかけられるので、そちらを使う方がベターだ。今回は割愛。
これで、rootで実行しているcronのジョブの結果も届くようになるし、その他何かあれば通知がくるようになる。SSHで誰かがログインする度にその旨をメールしてもいいかもしれない。
また、http://www.aconus.com/~oyaji/security/relay-mail.htmで紹介されているサービスを利用して、外部中継チェックを念のためにかけておく。今回はしなかったが、外部からのメール受信をすべて拒否して、メール送信専用にしてしまってもいいかもしれない。
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